Synopsis
『溺愛の系譜
砂糖みたいな言葉で育った俺たちは ②』
― 内容紹介 ―
王立学園・高等部二年。
騎士科に所属するレンとスコールは、
ダンジョン攻略もギルド活動もこなす、息の合った相棒だった。
物心つく前から一緒に育ち、
互いの家族も同居するほど近い関係。
それでも――
胸の奥に芽生えた感情には、まだ名前をつけていない。
そんな二人を待っていたのは、
学園最大の行事――体育祭。
障害物競走で見せる背中。
パン食い競争で交わる視線。
狩り人競争で引き当てた“運命”。
「……スー」
無自覚に呼ぶその名前が、
抑えてきた想いを、少しずつ、確実に溢れさせていく。
一方、特別席から競技を見守る親たちは、
我が子たちの距離の近さに情緒が限界寸前。
過保護と溺愛がぶつかり合う中、
学園医師レイジの観察日記だけが、静かに真実を記録していた。
そして迎える、体育祭最後の競技――騎士科代表リレー。
転倒、絶望、呼ばれる名前。
その瞬間、
スコールの中で、はっきりとした“答え”が形になる。
守りたい。
手を離したくない。
この気持ちを、もう誤魔化したくない。
溺愛は、確かに受け継がれていた。
そして今、
それは恋へと変わろうとしている。
――告白まで、あと一歩。
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