Synopsis

リーゼは、本物の王女ではない。 亡国の王女の影として育てられ、都合の悪い時に切り捨てられるはずだった偽物の姫。 処刑台に立たされた朝、本物の王女は姿を消し、広場では無関係な人々まで巻き込まれようとしていた。 逃げれば、彼女だけは助かるかもしれない。 けれどリーゼは、王女の名で嘘をつく。 「私が王女です」 その嘘は、自分を救うためではない。 目の前の命を止め、消されかけた証を残し、命令書と封印と証人を守るための嘘だった。 王女の名を使った瞬間から、リーゼは人を守れる立場と、裁かれる立場を同時に背負う。 信じる者は少なく、疑う者は多い。 それでも彼女が守った人と証だけが、少しずつ周囲の行動を変えていく。 血筋でも、称賛でもない。 守った責任で「本物」に近づいていく、処刑台から始まる王宮ファンタジー。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/15/2026
  • Current亡国の嘘姫は、処刑台で本物になる