Synopsis

アストディア大陸―― この大陸には「黒影」と呼ばれる厄災が存在する。 姿は影。 音もなく現れ、生きる者を襲う。 一度降り立てば、その地に根付き、 静かに、確実に侵食を広げていく。 人々はそれを討つため、力を分けた。 西――魔都テセルス。 魔道士たちが集い、魔法によって黒影に抗う。 東――剣聖国イヴァルナ。 魔力なき者たちが、剣と鋼で黒影に立ち向かう。 互いに干渉せず、ただ役割だけを果たす世界。 ――だが。 黒影の数は、確実に増え続けていた。 検知に映らぬ影。 報告すら上がらぬ異変。 そして、いつの間にか変わり始めた都市の“方針”。 気づいた者は、いない。 いや―― 気づいても、誰も言葉にしなかった。 これは、ひとりの男が“外された”ところから始まる物語。 魔力は乏しく、ただ人に慕われただけの魔道士―― マーベリック。 風は巡る。 見えないまま、確かに流れ、 やがてすべてを巻き込みながら、再び戻る。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/14/2026
  • Current『風は巡り、再び戻る。』~風に導かれた出会い~