Synopsis
【3200文字の読み切り短編。一撃ざまぁで最速のカタルシスをお届けします】
「──おい、お前クビな」
魔王を倒した直後、勇者レオンから理不尽な追放を言い渡された俺。
俺の持つスキル【4R(フォー・アール)】は、物を減らしたり再利用したりする地味なサポート能力だ。
レオンたちのワガママに耐えてパーティを支え続けてきたのは、三年前、オークに襲われた俺の村を救ってくれた「命の恩人」だったから。
だが、追放を告げたレオンは、狂ったようにゲラゲラと笑いながら最悪の真実を口にする。
「あのオークの群れを村に手引きしたのは俺だよ! お前の妹がボロボロになって死んだ時の絶望した顔、マジで傑作だったぜ!!」
──その瞬間、三年間の恩義なんてものは綺麗さっぱり消え失せた。悲しいなんて思わなかった。
ただ、こいつを絶対に許さない。それだけだ。
俺は無言のまま、もの凄いスピードでレオンに突撃した。たとえ右腕を切り落とされようが、殴られようが、俺の左手は絶対にレオンを離さない。
発動条件の数秒が経過したとき、地味だと思われていた【4R】の真のチート能力が、クズリーダーを奈落の底へと突き落とす──!!
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