Synopsis
大陸を揺るがす大予言「星の刻」が訪れた夜。
聖ヴァルハラ帝国の新皇帝は神託を掲げ、秩序と正義の名の下に大陸統一の聖戦を宣言した。
対する自由アセナイオン連合は、多種族が共存する共和国だったが、腐敗と内部分裂により早期に劣勢に立たされる。
そんな中、辺境の小提督キリル・ヴァルデンは、わずか八隻の艦隊で帝国精鋭を翻弄。
「戦争なんて馬鹿げている」と吐き捨てながらも、敵を殺さず味方を死なせないための予測不能の奇策で「黒の狐」の異名を取る。
一方、帝国の象徴として前線に立つのは、気高き皇女セレナ・フォン・ローエングリン。
聖炎の魔法を操る彼女は、正義を信じ剣を振るうが、戦争の残酷さと帝国の闇に徐々に疑問を抱き始める。
蒼い海峡での初激突をきっかけに、二人は運命の糸で強く結ばれていく。
敵同士でありながら、互いの思想と人間性に惹かれ合う禁断の関係——。
帝国の野望、多種族の自由、古代の秘密結社が暗躍する三つ巴の大戦。
星脈の力を巡り、英雄の炎と知将の影が大陸の均衡を試す。
「完全な統一などいらない。
俺たちはただ、誰もが生きられる均衡を守りたいだけだ」
皮肉屋の天才提督と、聖炎の皇女が織りなす、
壮大な戦記と、運命の恋の物語。
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