Synopsis
ペンギンヒルズ三丁目に暮らす、ごく普通の主婦・茉莉。
ある夜、炊事の合間に光る子どもの声を拾ったことから、
彼女の日常は静かに変わりはじめる。
名前のない光の子・すず。
涙の形をした光・りそ。
朝焼けの色をした光・ひより。
彼らはみんな、都会のざわめきの中で
誰にも届かなかった小さな声だった。
向きあうのは、異世界でも怪物でもなく——
忘れられかけた涙、
しまいこんだ願い、
誰かの心の奥に置かれたままの言葉たち。
光の子どもたちと過ごす夜が、
茉莉の自分自身を呼び戻していく。
やさしくてちょっと切ない、
三丁目発・都会のユーモアファンタジー。
読後に、朝の空気が少し違って感じられます。
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