Synopsis
「重いよ、お前」
その一言で、私の恋は夜の闇に散った。
裏切りを知り、ボロボロの泣き顔で彷徨う夜。
自分と同じ「桜」の名を冠した花びらが降り注ぐ公園で、お湯さえ手に入らなかったカップ麺を抱え、立ち尽くす。
そんな絶望のどん底に現れたのは、夜の街を彩る紅いドレスの「彼女」。
「泣きたい時はね、あえて美味しいものを食べるの」
強引に引かれた手の温もりが、凍りついた心に小さな波紋を広げていく。
これは、まだ蕾の私の心が少しずつ咲いていく物語。
Serialization Info
Web Novel