Synopsis

蛙がいた。  都会の道の真ん中、青々とした蛙がゲェと鳴いた。  多摩川か荒川あたりから流れ着いたのか、流浪の蛙は、潤いのないコンクリートの上をひだのついた足でしっかりと掴んで動かない。頑なにへばりつき、じっと遠くを見ては腹をぷくぷくと動かしている。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/10/2026
  • Currentコンクリートの上