Synopsis

捨てられた"モノ"に、心はない。 そう思っていた。 蔵の奥で眠り続けた龍は—— ただ一人の人間に、拾われるのを待っていたのかもしれない。 分家の青年・縹(はなだ)は、本家の蔵の整理を言いつけられた日、奥深くに眠る一枚の羽織を見つける。 深い紺色に、金糸の龍。 捨てることも、手放すことも、できなかった。 その夜、付喪神・搗(かち)は現れる。 「生涯、お前を守り、共に朽ちると誓おう」 捨て置かれた羽織と、捨て置かれた人間。 ふたつの孤独が、静かに交わる和風執着譚。 短編/付喪神×人間/執着/重め/和風

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Kakuyomu
Kakuyomu05/10/2026
  • Currentかちとはな