Synopsis

荒野をジープが駆け抜けていく。運転席にはハンドルを握る軍人、後ろの荷台には捕虜が載せられている。着いた先は、荒野の中にひっそりと建つ洋館だった。目線が上向きがちなこの建物だったが、腰ほどの高さにさらに目を惹くものが垂れ下がっている。それは、周囲を取り囲む規制線だった。そこには、地雷注意と書かれてある。たじろぐ捕虜に対し、洋館の扉が開かれた。そこには、貴婦人が立っている。人が、ここに住んでいたのだった。戦後復興という名目の下、二人は人が住む場所に埋められたという地雷を探すことになる。まず捜索にあたったのは庭からだった。居合わせた館の庭師に話を聞くと、ここは軍人と捕虜が出兵していたよりも前の戦争の戦地だと言う。その当時の不発弾という検討をつけたが、それにしては不可解な点が残る。翌朝、考えをまとめた軍人は庭には地雷がないことを伝える。そして、埋まっているのは一昔前の戦争による不発弾ではなく、先の戦争の時に埋められたものであることを結論付ける。すると、貴婦人は二人にあることを告げる。それは、地雷を埋めたのは誰でもないこの館の主だという。それ以外に手がかりは得られず、そこで軍人と二人は手分けをすることに決める。軍人は直接的な手掛かりは得られないながらも、庭師から解決の糸口となり得る有力な情報を得る。同時に、捕虜は館の住人たちの人間模様を探ることができた。軍人はそれらを踏まえ、とある場所に地雷が埋められてあることを突き止める。夜通しの作業で、ついてに地雷本体を探し当てた。次の日、軍人たちは館を発つ。結局地雷は除去せずに、戦争が終わっても帰ってこない主のいた証として残されることが決まった。荒野を走る中、捕虜は軍人が実は主の遺留品を渡す任務も兼務していたことを知る。その遺留品はどう渡したのかを聞くと、地雷を残すと決めた時に共に埋めたのだった。二人は次なる仕事に向かい始めていた。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/10/2026
  • Current雷への副葬品