Synopsis
卒業から何年経っても、彼は時々夢に出てきた。
目が覚めるたび、今どうしているんだろうと思ってしまう。
もう会うことなんてないのかもしれない。
それでも、もう一度だけ話してみたい。
そんな気持ちを消せないまま、私は久しぶりに彼を探し始めた。
昔のSNS。
兄への問いかけ。
何度も繰り返した名前検索。
だけど、彼はどこにも見つからなかった。
遠くなってしまった、あの頃の恋。
それなのに――。
卒業式の日にもらった手紙だけは、今でも私の手元に残っている。
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