Synopsis
最近のトイレは、怪談に向いていない。
明るく、清潔で、子どもたちは怪談よりも先に検索をする。
おまけに、花子さんの居場所だった三番目の個室は改修工事で消えることになった。
呼ばれなくなった怪異は、薄れていく。
このままではまずいと考えた花子さんは、新しい出没先を探し始める。
けれど、時代が変わっても、トイレに逃げ込む人間はいなくならない。
これは、転職を考えたトイレの花子さんが、もう一度「花子さん」として呼ばれるまでの現代怪異譚。
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