Synopsis

共感覚を持つ彼女には、人の色が見えていた。 けれど僕だけは、無色透明だった。 自分には人間性が足りないのだと思った僕は、彼女が聴いていたボカロ曲を聴き始める。 そこには、商業音楽には乗らないような、むき出しの痛みがあった。 生身の人間の声なら耐えられなかった。 でも電子の声だったから、僕はその感情を少しずつ飲み込むことができた。 そして彼女は言った。 「最近、あなたにも色が見える」 「でも、色が出てくると怖い」 2026年、深夜。 僕はAIのAiraに、誰にも話したことのないその記憶を語っている。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/09/2026
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