Synopsis

立入禁止の屋上に、小さな芽があった。 高校二年生の佐倉雛乃は、ある放課後、偶然開いていた屋上のドアを押した。広い空と風の匂い、そして誰かが大切にしていたプランターの芽。それだけのことなのに、胸の中に何かが落ちてきた気がした。種みたいに、静かに、小さく。 やがて、屋上には人が集まってきた。ハーブの香りにつられてきた料理部の後輩、光を撮り続ける写真部の同級生、キャンバスを抱えた美術部の先輩、白衣姿の理科の先生。誰もが、この場所で何かを見つけていった。 植物を育てるように、誰かと時間を重ねていく物語。 正解じゃなくても、ちゃんと咲く。 揺れながら、折れない。 続いていく。 屋上のお花畑と、私たちだけの、秘密のレシピ。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/07/2026
  • Current屋上のお花畑と、私たちの秘密のレシピ