Synopsis
認知症が進み、
「ごめんね」しか言えなくなった母がいた。
有料老人ホームで働く派遣ナース・美和は、
入居者の西村澄子(85歳)が、
女性スタッフの手を握って何度も謝る姿を気にしていた。
「娘さんに謝っているんじゃない?」
そう言われて初めて気づく。
ほとんど面会に来ない娘との間に、
長い年月をかけた深いわだかまりがあることを。
厳しすぎた母。
認めてもらえなかった人生。
忘れられない、たった一束のマーガレット。
母の日を前に描く、
許せなかった母と、
それでも最後に残る親子の物語。
静かに胸を打つ、短編ヒューマンドラマ。
Serialization Info
Web Novel