Synopsis

-あらすじ- 廃部の危機にある高校の吹奏楽部。 内気で人付き合いが苦手な瀬川湊は、普段は目立たない存在だが、ピアノの前に座ると別人のように強く、情熱的な音を鳴らす。 一方、幼馴染の桐生蓮は、派手な見た目と社交的な性格で周囲に溶け込んでいるように見えるドラム担当。けれどその演奏は、誰よりも正確に部全体のリズムを支えるものだった。 同じクラス、同じ部活、幼い頃から隣にいた二人。 仲は良い。互いの癖も、好きな飲み物も、嘘をつく時の仕草も知っている。 だからこそ、自分たちの間にある感情を、恋とは思ってこなかった。 コンクールで結果を残せなければ、吹奏楽部は事実上の廃部。 追い込まれた部の中で、湊と蓮は音楽への向き合い方をめぐって衝突する。 「おまえが後ろで抑えすぎるから」 「湊が前に出すぎ」 ぶつかる言葉の奥にあるのは、正論だけではなかった。 置いていかれたくない。 自分なしで平気そうにしないでほしい。 でも、そんなことは簡単には言えない。 ピアノとドラム。 噛み合わなかった二つの音が、コンクール本番でひとつになる時、ずっと幼馴染という名前で隠してきた初恋が、ようやく形を持ちはじめる。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou05/05/2026
  • Currentピアノは、君のドラムを待っている