Synopsis

伯爵令嬢クラリッサ・ド・ラ・ギーズは、婚約破棄“される”令嬢ではない。 婚約破棄“する”令嬢である。 最初の婚約者は、指輪が合わなかった。 次の婚約者は、彼女を半歩後ろの椅子へ座らせようとした。 その次は、愛の詩に彼女の名前を書かなかった。 どれも些細なことに見える。 けれどクラリッサにとっては、見過ごせない失礼だった。 「婚約破棄!? それはわたくしのセリフですわ!!」 そう言って縁談を壊すたび、父は青ざめ、社交界は騒ぎ、付き人の老メイド・モルガナは苦言を呈する。 さらに、幼なじみの文官ジャン=バティスト・ド・シャトノワは、毎回のように後始末へ駆り出されることになる。 わがままで、見栄っ張りで、騒がしい。 けれど彼女の怒りは、いつもどこかで本質を突いていた。 名前を軽んじられること。 席を下げられること。 誰かの代わりのように扱われること。 これは、失礼な婚約者を次々と願い下げにする伯爵令嬢が、毒舌老メイドに叱られ、やれやれ系幼なじみに呆れられながら、やがて本当に破棄したくないものを見つけるまでの、少し騒がしい貴族ラブコメディ。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou05/06/2026
  • Current婚約破棄!?それはわたくしのセリフですわ!! 〜失礼な殿方は願い下げ。わたくしを軽んじる婚約者など、こちらから破棄いたします〜