Synopsis

ガリー・ガリガリ教官である。 騎士見習いたちにとって、ガリーは鬼教官である。 だが一人だけ恐れない強者がいた。 ジャン・ダンである。 優秀な成績で騎士団に入団したが、訓練では何故か落ちこぼれだった。 とにかく眠る眠る。 訓練中でも舟を漕ぎ、ガリーが叱っても眠る眠る。ガリーは頭を抱えた。 食堂でも舟を漕ぎ、スープの皿に顔を突っ込むこともあった。 ガリーは思わず世話を焼く。 あるときガリーは目撃する。 王太子殿下とジャンが一緒にいるところを。 笑い合う姿に胸の奥が痛んだ。 「オレの体質はどんな毒でも体内で分解できるんですよ。その代わり眠くなるんですけど。オレが優秀な成績で騎士団に入団したんで、王太子殿下が毒味役はもったいないとおっしゃられて、毒味役から外してもらえそうなんですよ」 「だからいつも寝てばかりだったんですね」 「てっきり教官は知っているものかと思ってました」 「ガリーと呼んで下さい」 「いいんですか? オレまだ教官にふさわしくないのに?」 「私の隣は私が決めます」 二人は見つめ合い、そしてどちらともなく、キスをした。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou05/05/2026
  • Current鬼教官と眠る騎士見習い