Synopsis

駅直結ダンジョンが日常になった現代。 東雲栞は、駅東口ダンジョンで荷物持ち扱いされる底辺探索者だった。戦闘力は低く、目立つ実績もなく、パーティーからも軽く見られる日々。 そんな彼女がある日、売店で半額春巻きを買って食べた瞬間、頭の中に男の声が響いた。 「待て。俺、春巻きになってる」 春巻きに宿っていたのは、ハルと名乗る謎の男の意識。 ハルは栞と同化することで、傷を癒やす《分け巻き》、敵を包んで止める《巻封》、広範囲を守る《大巻き》、汚染を祓う《聖春巻き》など、どう考えても春巻きの範囲を超えた力を発揮する。 ただし、発動方法はだいたいおかしい。 負傷者に春巻きを食べさせる。 魔物を春巻きの皮で巻く。 ゲートを巨大春巻きで塞ぐ。 協会職員が真顔で「春巻き型特殊同伴存在」と登録しようとする。 栞は困惑しながらも、ハルを道具としてではなく相棒として扱う。 ハルもまた、食べられて消費される存在ではなく、栞と一緒に誰かを助ける存在になっていく。 やがて駅東口ダンジョンの旧層が目覚め、汚染された魔物たちが駅へあふれ出す。 食って奪うダンジョンに対し、ハルが選ぶのは、食べられて助けること。 底辺探索者と半額春巻きが、駅ダンジョンを救うまでの、バカバカしくて少し熱い現代ダンジョン支援譚。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/04/2026
  • Current底辺荷物持ち少女、半額春巻きを食べたら最強になりました 〜追放パーティーが見捨てた私、喋る春巻き相棒とダンジョン配信でバズって協会公認に〜