Synopsis
白坂透は同じクラスの学級委員長である氷室凛に好意を抱いている。
社交的な訳でもなく、生来のポンコツ故にいつも失敗ばかりの透は、クラスでも少々浮いた存在だった。
大体の人間は、透のポンコツっぷりに嫌気がさして離れていくか、あるいは良い玩具として透の失敗を嘲笑う。
けれど、凛は違った。透に呆れるでもなく、かといって彼を嘲笑う事もなく、優しく接してくれた。そんな彼女を好きになるのは時間の問題だった。
だが、自分は彼女に釣り合わない。釣り合う人間になんて慣れっこない。それでも想いは肥大していくばかりで。
彼は遂に凶行に及んだ。
______のだが。
「よし仕掛けた監視カメラを確認………あれ?凛さんの姿が見えない………。あ!逆向きに仕掛けちゃった!?」
「凛さんに渡すクッキーに愛のシルシを_____あ!?切り過ぎた血が止まらない!!きゅ、救急箱ー!」
「遂に手錠を手に入れた…!これで凛さんを僕のモノに_____あれ?弄ってたら自分に掛かっちゃった。鍵…………あれ!?無い!?どこいった!?」
彼のポンコツは、こんな時にも作用した。
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