Synopsis
「あなたの笑顔なんて、誰にでもできる」
五年の婚約を一方的に破棄された公爵令嬢アメリーゼ。
「陽だまりの令嬢」と呼ばれた彼女は、静かに笑うのをやめた。
その翌日から、社交界が壊れ始める。
夜会で誰も口を開かなくなり、外交の宴は凍りつき、王子は——自分がひとりでは誰とも話せなかったことに、ようやく気づく。
たかが笑顔。されど、それがなくなっただけで、王国の歯車は止まった。
崩れゆく社交界の片隅で、寡黙な辺境伯がひとこと。
「笑わなくていい」
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