Synopsis

十年前の夜、妹と四肢を奪われた。 少年に残ったのは右腕だけだった。 異形の残骸を削って生きるスラム街——境界領域。 Nateはそこで処理屋として、 返しのついた醜い剣「鈎剝(かぎはぎ)」を腕に嵌め、 異形を切って、壊して、剝いで、生きていた。 ある日、外の世界から来た少女が、壊した異形のパーツに触れた。 加工で元の形など残っていない金属に「それ、左手だった」と言った。 少女の名はIris。触れたものの「かつて」を読む力を持つ巫女。 フードの奥の顔は、 十年前に失くした妹にそっくりだった。 ——なくなったはずの痛みが、戻ってきた。

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Kakuyomu
Kakuyomu04/05/2026
  • Current鈎剝 -kagihagi-