Synopsis
柴田 恭太朗様自主企画
<【三題噺 #139】「水」「線」「質問」>参加作品
跡取りを産めぬ焦燥から、下女のタキが産んだ赤子を我が子と偽った「わたし」。
献身的に坊を育てるタキを重宝しながらも、実の母子にしか通じ合わぬ絆を目の当たりにし、わたしの心には「どす黒い感情」が芽生えていく。
ついにタキを刺し、裏山の池の底へと沈めた「わたし」。
邸へ戻る道に点々と落ちていたのは、死にゆくタキが手折った枝の道標だった――。
女の業と、死してなお消えぬ母性の執念を描く怪談。
Serialization Info
Web Novel