Synopsis

白い雪に閉ざされた最果ての地、ヴァルデリウス領。 政略結婚で嫁いだ先でアナスタシアを待っていたのは、無愛想だが実直な夫・ジュリアンとの、言葉少なで静かな新婚生活だった。 しかし、戦火は非情にも二人を分かつ。 遠く離れた戦地から届く、夫の不器用な手紙。 それだけを心の拠り所にしていた彼女だったが、ある日を境に、返信は途絶えてしまう。 「貴方様の愛したヴァルデリウス領とその領民を必ず守ってみせます」 夫の不在、迫りくる飢えと閉ざしの冬。 孤独な男爵夫人として工房を切り盛りする彼女は、自ら「彩雲色の糸」を紡ぎ、過酷な運命に立ち向かう。 これは、一通の手紙から始まる、喪失と再生の物語。

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Kakuyomu
Kakuyomu04/03/2026
  • Current最果てより、愛をこめて。