Synopsis
クロノヒョウさんのお題に挑戦。
今回のお題は「忘れ去られた呪文」
ファンタジー要素のあるお題ですが今回もあえて現実の「建築」の話にしてみました。少し渋めの雰囲気を目指して。
海辺の寂れた町。
古い倉庫を直しながら暮らす、かつての有名建築家。
彼はもう、新しい図面を描かない。
「呪文というのは、たぶん技術じゃない。思想ですらない。もっと手前にあるものです」
図面には描けない。
けれど、それがないと建物が死ぬ。
彼が思い出した、たったひとつの呪文。
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