Synopsis
「この時間がずっと続けばいいのに——。」
とある国の森の奥で、美しくも寂しい大きな屋敷に1人の少女が住んでいた。
少女の名はシンシア。
多くの使用人が屋敷から去って行く中、彼女だけは「12歳」の姿のまま変わらずに数多の人々を見送り続けた。
「どうして、わたしは……!……っ……。」
ある時、誰も近寄らないこの屋敷に1人の来客が訪れる。
「ねえ、君。どうして泣いているんだい?」
月の光を浴びて淡く輝く金髪に、まるで新緑のように鮮やかな瞳。
それは、呼吸を忘れてしまうほど、美しい人だった。
Serialization Info
Web Novel