Synopsis

王都から馬車で三日。
 石畳はいつの間にか土の道へと変わり、背の高い建物も、きらびやかな店も姿を消し、代わりに広がるのは緑の畑と、風に揺れる麦の穂だった。

 ――やっと、静かに暮らせる。

 そう思ったのは、つい昨日のことだ。

 私は馬車の窓から外を眺めながら、小さく息を吐いた。
 胸の奥に残っていた重たい何かが、ゆっくりと溶けていくような感覚だった。

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Alphapolis
Alphapolis04/18/2026
  • Current婚約破棄されたので田舎でのんびり暮らすつもりが、なぜか王子様が毎日通ってきます