Synopsis

勇者パーティの雑用係だった俺は、ある日「お前は戦えない。もう要らない」と追放された。 だが、俺には秘密がある。前世は土木技術者——道路、橋、水路、地盤。壊れたものを直すのが仕事だった。 異世界で剣も魔法も使えない俺にできるのは、崩れかけた石橋を直し、枯れた井戸に水脈を繋ぎ、荒れた道を舗装すること。 誰に頼まれたわけでもない。誰に気づかれるわけでもない。 ただ、壊れたものがあるなら直す。それだけだ。 ——なのに、気づけば辺境の村々が道で繋がり、交易が復活し、人が集まり始めていた。 「この道を直したのは、一体誰だ?」 その問いに、俺は答えない。次の崩壊箇所へ、ただ歩き出すだけだ。

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Kakuyomu
Kakuyomu04/16/2026
  • Current「戦えないから要らない」と追放された俺の前世は土木技術者でした ~異世界の壊れた道を直していたら、辺境が大陸最大の交易圏になっていた~