Synopsis

祖母は90歳の誕生日に、家族から祝われた。 「長生きしてね」 100歳の誕生日にも言われた。 110歳の誕生日にも言われた。 祖母は死ななかった。 120歳。150歳。そして173歳。 身体は衰え、意思疎通もできない。 それでも祖母は生き続ける。 介護費用は膨れ上がり、家族は疲弊していく。 やがてニュースは祖母を取り上げた。 宗教団体は神と呼び、政治家は国家の象徴と呼び、研究者は実験対象と呼んだ。 そして家族は、誰も「長生きしてね」と言わなくなった。

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Kakuyomu
Kakuyomu04/14/2026
  • Current長生きしてね