Synopsis
夏の終わり。
吉沢紬は、ささやかな違和感に気づく。
見慣れたはずの風景。いつも通りのはずの毎日。
それなのに、どこかが少しずつずれている。
名前が思い出せない。
誰かのことを考えていた気がするのに、それが誰だったのか分からない。
そして、気づく。
この夏は、終わっていない。
終わっていないまま、何かが少しずつ失われている。
思い出せない“何か”を抱えたまま、
紬は、止まった夏の中で選ぶことになる。
――終わらせるか、それとも。
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