Synopsis
エブリスタ小説大賞2018 レジェンドノベルス シリアスゲームノベル大賞
最終候補・優秀作品に選ばれました。
「ウーヌス燃焼開始ッ! 戦闘起動ッ!」
起動した巨大な人型兵器の左胸部装甲には、北部連邦〝オリエンス〟を表す、「古き栄光〝オールド・グローリー〟」の星条旗のペイントと、「全てに正義を〝ジャスティス・フォー・オール〟」の刻印が陽光を反射して輝いた。
アメリカ合衆国は〝奴隷種セルウス人〟の解放をめぐって北部〝オリエンス〟と南部〝オースター〟の二国へと分裂した。1861年4月にサムター要塞への攻撃を切っ掛けに全面戦争へと突入していく。
若き軍人リオ・サートリスは、セルウス人の少年少女達で構成された〝第54ガングラン遊撃連隊〟の隊長に抜擢。
逃れられぬ運命から〝奴隷種セルウス人〟達はサートリス少佐に率いられて巨大人型兵器〝炎蒸気のガングラン〟に搭乗し戦場へと姿を現す。
一方、立ち塞がる南軍の巨大人型兵器は、〝人喰いのラミアルス〟と呼ばれている。兵器というには似つかわしくない程に美しい金属装飾が施された巨大人型兵器である。乙女の顔を模した頭部は十字架と剣の王冠に飾られていた。
兵器と呼ぶには芸術的であり、芸術品と呼ぶには血なまぐさい代物である。
こうして、バージニア州ブルラン川を舞台に巨大人型兵器同士の戦いシビル・ウォーが幕開く。
リオ・サートリス
ミシシッピ州ヨクナパトーファ郡出身の人類種、北軍軍人。南部の出身で自分専用の巨大人型兵器〝ラミアルス〟迅雷のトニトゥルスを所持している。年齢十七歳。父親は南部貴族連合の貴族であった。奴隷種セルウス人の解放や人権などを認めていて、〝怒れる紅毛〟たちを大事にしている。
〝怒れる紅毛〟
奴隷種セルウス人のパイロット。
十二歳の少年で、人類種へ強く反発する傾向がある。褐色の肌に赤毛の巻き毛でソバカスの顔。北軍側の巨大人型兵器〝ガングラン〟の操縦に卓越した能力を持つ。
〝緑のウサギ〟
奴隷種セルウス人のパイロット。
十三歳の少女で、紅毛の部族と対立している部族の出身ではあるが紅毛との仲は良い。母の面影を追い求めている節があり感情のコントロールに不慣れ。下がり気味の目尻に、奴隷種らしい褐色の肌、淡く赤い髪の美少女。
マイケル・グッドヒュー
人類種 ピンカートン探偵社のエージェント。
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