Synopsis

中宮定子に仕えた才女・清少納言。 けれど彼女は、それだけの女ではなかった。 橘氏の妻として、娘を持つ母として、日々のぬくもりと寂しさを生きたひとりの女。 幼い娘を寝かしつけた夜、月の光のもとで、十二単の襞の奥からふいに立ちのぼる、まだ見ぬ時代の気配。 そこで彼女が垣間見たのは、二十一世紀を生きる「ちひろ」という名の女だった――。 妻、母、才女。そのどれひとつにも収まりきらぬ魂のゆらぎを描く、一話完結。 「量子力学女子の十二単のなかはパラレルワールドだった」へ、そっとつながる一篇。

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Kakuyomu
Kakuyomu03/16/2026
  • Current一話完結【橘氏の妻、娘の母――それでも十二単の奥には、ちひろがいた】