Synopsis
あらゆる責任から逃げ回り、道化を演じて生きるホームレスのダメ男、ヒビキ・イツキ。
なんの努力もしなくていい気楽な人生を送っていた彼は、ある日その逃避行に盛大に失敗する。
彼は、身内に降りかかった裏社会の「不良債権」を精算するため、漆黒のスリーピーススーツを纏う「冷徹なコンサルタント」へと変貌を遂げた。
魔法や異能が飛び交う狂った裏社会。戦闘センスに欠ける彼が生き残るための武器は、異常な推論能力による「正論の激詰め(レスバ)」と、法令遵守(コンプライアンス)、そして手製のワイヤーを駆使した姑息な暗器術のみ。
「高くつくぞ、俺のコンサル料は」
やがて彼は、誰にも御せない血染めの暴君に首輪を付けられ、否応なしに世界を巻き込む『革命(テロ)』の片棒を担がされることになる。
暴君が札束と暴力でルールをぶっ壊し、コンサルタントが必死に書類を偽造して合法化する地獄の労働環境。
おまけに、口八丁で敵を論破して回る小賢しい姿を見たカタギの超大物CEOからは、「テロリストに洗脳された可哀想な被害者」と盛大に勘違いされ、暑苦しい善意で救済されそうになる始末。
小賢しい頭と逃げ足の速さで敵を翻弄しながらも、純粋な好意には途端にフリーズしてしまう不器用なお人好し。それがイツキの本性だ。
愚者としての幸せを失った男が、過労と胃痛に耐えながら世界の裏側を駆け回る、泥だらけの生存戦略!
「口を回せば正論激詰め。心に回るは涙と人情。存在自体が論理矛盾! テメーは本当に見てて飽きねえよなあ」
「労働基準法を守れ!! そしてヒトを面白可笑しい見世物のように消費するな〜ッ!!!」
※この小説は「ハーメルン」でも投稿しています
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