Synopsis
「おいおい、どしたどした~? お前はもっと破天荒なやつだったろ。あんま穿った見方すんなって。檄を飛ばしてやればいいんだよ、檄を。そりゃあ、おれだって姑息なやつは嫌いだけど、自分の部下なんだろ? おいおい、まさか役不足とか思ってるんじゃないだろうな? お前ならできる。なし崩しにすんなって。まあ確かなのは、考えすぎて煮詰まらないことだな――ん?」
部屋で友人と電話していたときだった。廊下の奥からごとりと物音がして、おれはゆっくりと首だけを向けた。
「な、なんだ、お前ら!?」
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