Synopsis

母がうつ病だった。 ある日、家に帰ると母は自分の部屋で首を吊っていた。 助けられなかった。 何も出来なかった。 それ以来、古賀悠馬の心は止まったままだった。 高校に入学し、 隣の席になった明るい少女、小倉那奈。 よく笑い、よく話す彼女は、 ある日こう言った。 「私の母もうつ病なんだ」 やがて悠馬は知る。 彼女もまた、壊れかけた過去を抱えていることを。 そして。 那奈はずっと覚えていた。 精神病院の待合室で、 泣いていた自分に声をかけてくれた少年の言葉を。 ――「生きてれば、いいことある」 壊れた世界でも、 それでも人は恋をする。 うつ病と向き合いながら生きる二人の、 静かな再生の物語。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu03/13/2026
  • Current壊れた世界で、君と生きる