Synopsis
株式会社セカイクリエイト、異世界転生部。七年間、俺は転生者を「配送」し続けた。
今日が最後のつもりだった。辞表は鞄に入っている。あとは出すだけだ。
その日来たのは、田宮静子、六十八歳。主婦。
目が覚めた瞬間、彼女はにっこりと笑って言った。「あら、きれいなところ」
泣かなかった。怒らなかった。ただ一つだけ聞いた。「向こうの世界でも、料理はできる?」
翌日、俺は辞表を上司の机に置いた——白紙のまま。【異世界転生、担当してます。】スピンオフ・一話完結。
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