Synopsis

むかし、ぼくには兄がいた。 兄さんは世界のどこかへ旅に出て、そのまま戻ってこなかった。 やがて、両親は行方不明の兄さんの死亡届を出した。 やがて、ぼくは大学生になった。 そして、兄さんの三回忌を前にしたある日、 同じ大学の後輩で、アルバイト先の本屋も一緒で働いている、ひとつ年下のある女の子にこんなことを頼まれた。 わたしたちの誕生は一日ちがいなので、明日、ふたりは一日だけ、同い年になる、 なので、明日一日だけ、タメ口で話すことを許可してほしい、 と。 そして、なぜかぼくは、その子と一緒、兄さんの旅を辿るような、旅みたいなものに出ることなった。

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Kakuyomu
Kakuyomu03/31/2026
  • Current彼の旅はね