Synopsis
冬なんて大嫌いだ。
僕はあの日からずっと、そう思っていた。でも彼女は違った。
「私、冬好きなんだよね。冬真くん、なんでかわかる?」
小西真冬――彼女は僕にそう名乗った。
真冬と言葉を交わすだけで、目が合うだけで、凍り付いていた僕の心は溶かされていく。
しかし、真冬は大きな何かを抱え込んでいた。
「真冬のおかげで僕も上を向けた。だから僕も、僕も真冬の力になりたいんだ。」
これは僕と真冬が一冬を分け合う物語。
「ほら、空を見上げてみて。」
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