Synopsis
ひょんなことから始まった、190cm超えの「鬼上司」と「吸血鬼」の奇妙な同居生活。しかしこの上司、何かが可怪しい……。
無自覚に吸血鬼の松葉にとって天敵のニンニク(餃子)を食べさせてくるのは、まだ良い。
しかし、新居が盛り塩と御札だらけなのは、
……一体何故?!
人間社会で働く吸血鬼・宮窪松葉は、火事で家を失った。絶望する彼をお姫様抱っこで救ったのは、職場最恐の鬼上司・木之下山茶。
「私と一緒に暮らすか……?」
鬼上司の言葉を吸血鬼は受け入れ、それから二人の同居生活は始まったのだった……。
しかし、松葉には吸血鬼になる以前の「15年間の記憶」が無い。
そして山茶には、かつての相棒――松葉の父を救えなかった「癒えない傷」があった。
「力」はあるが「飢え」に苦しみ、人間でいたいと願う吸血鬼の部下(松葉)。
「器」はあるが「力」がなく、己のうちに秘める死神と戦いながら孤独に戦う上司(山茶)。
巷を騒がす「魂を喰らう通り魔」の影が二人に迫る時、血塗られた因縁の歯車が再び回り出す。
これは、欠けた二人が「器」と「力」として重なり合い、自分たちを壊した運命に立ち向かう物語。
互いを支え合い絆を紡ぐ異色の部下と上司が織りなす、血よりも濃い現代怪異ファンタジー、ここに開幕――――。
Serialization Info
Web Novel