Synopsis
マントゥス公国の宮廷楽長を目指していたルドヴィーコ・ジュスティーニは、ライバル作曲家との立場争いに負け、宮廷楽師の座を追われる。
彼が見つけた次の仕事は、辺境のスカンニーナ村にある教会の聖歌隊で音楽監督を務めることだった。
しかしその教会は幽霊が出ると噂があり、前任者もその前も、早々に逃げ出していたことが分かる。
だがルドヴィーコは、この教会の音楽監督として名を馳せ、領主に認めてもらい、音楽家としてのキャリアを立て直したい――幽霊ごときで逃げ帰るわけにはいかないのだ。
とはいえ、教会の聖歌隊では、ソプラノ・ソリストであるカストラート(去勢歌手)、エミーリオ・ヴァネッリが幅を利かせていた。
長い間音楽監督が不在のため、聖歌隊員に人望の厚いエミーリオが、リーダーシップをとっていたのだ。
エミーリオは、部外者のルドヴィーコを鬱陶しく思い、彼を追い出そうとする。
反発しあう二人だったが、次第に互いの音楽性を認め合っていき――?
がむしゃらに夢を追う作曲家と、夢をあきらめた青年歌手の、音楽バディ物語です。
Serialization Info
Web Novel