Synopsis
王を殺したのは、女王だった。
血を啜らねば生きられぬ“鬼”の王と、その血を継ぐ幼い姫。
故郷を人質に取られ、政略の駒として囚われた女王は、国と民を守るため鬼を討つ。
だが姫は死なない。
紐も、櫛も、毒林檎も――すべてを“母からの贈り物”として受け取りながら蘇る。
やがて届く一通の婚礼招待状。
硝子の匣から目覚めた姫は、言う。
「お母様。わたしを殺そうとする時のあなたが、一番美しいの」
これは、母性と殺意が交差する、歪んだ愛の物語。
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