Synopsis
幼なじみのアルディア・フォン・クレシェントのことが好きだ。ずっと前から分かっていた。でも言えなかった。言ったら何かが変わる気がして。
ある日、意を決して告白した。
アルディアは泣いて、嬉しいと言って──それから全力で逃げた。
「なんで逃げるんだ」
「だって怖い」
「何が」
「近くにいてもらうのに慣れたら、いなくなったとき辛いから」
この人は、昔からそうだ。一人で全部抱えて、誰にも頼らなくて、強がって、逃げる。
だから俺は、ずっと隣にいることにした。逃がさないために。
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