Synopsis

「屍女屋シリーズ」短編第三弾 江戸の外れ、港に近い貧しい町。 流行り病のあと、「死にぞこない」と呼ばれる者たちがいた。 死なず、動かず、ただそこにあるだけだった。 その中でも、女はある場所に集められていた。 屍女屋。 捨蔵は、雪の降る夜だけ、そこへ通った。 何もせず、部屋の隅に座り、ただ女を見ていた。 女もまた、何もせず、ただこちらを向いていた。 誰にも見られなかった男が、 その夜だけは、そこにいた。

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Kakuyomu
Kakuyomu03/23/2026
  • Current雪のあいだ