Synopsis
もふもふをこよなく愛する公爵令嬢リーゼロッテ。
しかし彼女は、目の痒みや呼吸困難に襲われるため、もふもふに触れることができなかった。
神父には「守護霊に嫌われている」と言われ、
家族からも接触禁止を言い渡される日々。
それでももふもふを諦めきれずにいたある日、
一人の猫族の少女が彼女に飛び込んでくる。
初めて触れたもふもふに歓喜するリーゼロッテ。
しかし同時に訪れたのは、命の危機だった。
「それはアレルギーじゃないかと」
守護霊の正体を知ったリーゼロッテは決意する。
――ならば、撲滅すればいいですわ。
こうして始まった“もふもふのための戦い”は、
乙女ゲームの運命すら書き換えていく。
猫族の少女クラリスが語るには、この世界は乙女ゲームの中。
そしてリーゼロッテは、本来もふもふを虐げる悪役令嬢のはずだった。
だが彼女はそんなことに興味はない。
もふもふのためならば、環境も事件もまとめて解決するだけ。
その結果、本来起きるはずの事件は潰され、
ついには王子との出会いすら先取りしてしまう。
「もふもふがないじゃありませんの」
爆笑する王子と、眉をひそめるリーゼロッテ。
噛み合わないふたりの関係は、やがて少しずつ変化していく。
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