Synopsis
三十代、無職、鬱病。
崩れないように、私は毎日を整えて生きている。
同じ時間に起き、同じ道を歩く。
乱れのない生活だけが、心を保ってくれるから。
ある日、海辺の神社の裏山で、奇妙な“並び”を見つけた。
真っ白なスニーカーが、正確な等間隔で一直線に並んでいる。
翌日、そこにあったのはスニーカーではなく、
同じ位置・同じ間隔で並ぶペットボトルだった。
そして一本、数が増えていた。
それ以来、私の日常は少しずつ“整えられて”いく。
――きっちりと、三十センチの間隔で。
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