Synopsis
四十一歳独身、市役所勤務。持ち家あり、ローンなし。同居人は、ネザーランドドワーフのこはる一羽。
周囲から心配される理由が、いまいち解らないまま、穏やかな日々を過ごしていた。
けれどある日、こはるはリビングと廊下のあいだにある、小さな段差の前で立ち止まるようになる。
昔は軽々と飛び越えていたその高さは、人にとっては、つまずくほどでもないものだった。
「大丈夫だよ」
そう言いながら過ごす日常の中で、少しずつ変わっていくものと、変わらずに在り続ける時間について描く、静かな暮らしの物語。
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