Synopsis

あの日、彼は来なかった。 それでも私は、交差点で待ち続けていた。 信号が何度変わっても、街が夜に沈んでも、動けなかった。 それから四年。 同じ道を避けて生きてきた私が、偶然その場所へ戻ってしまう。 そして――見つけてしまった。 向こう側に立つ、あの人を。 再会したはずだった。 触れたはずだった。 けれど目覚めたとき、手の中には何もなかった。 残っていたのは、温度だけだった。

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Kakuyomu
Kakuyomu02/25/2026
  • Current信号が変わるまで