Synopsis
桜の下を自転車で駆け抜ける、四人組。
主人公・凛の隣には、いつも陽翔がいた。
「人生、案外なんとかなるもんだからな」
少し斜に構えた彼が零す言葉は、凛の心を静かに支えていた。
しかし、彼には秘密があった。
冬の雪の日、陽翔は凛の前からいなくなる。
――それから二十年。
大人になった凛は、忙しい日常の中で、ふとした瞬間に「正体不明の涙」を流す。
これは、世界に消された唯一の観測不能な愛の物語。
妄想コンテスト第260回「雪月花」参加作品です。
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