Synopsis
「こんな世界、私はいらない」
彼女はそう言い、一筋の涙を零した。
その小さな"核爆弾"を、両手に確と抱きながら、
世界平和の実現した時代、西暦2268年。
錫守 夜明(すずもり よあけ)は、家族にも友人にも恵まれ、幸せな中学生活を送っていた。
9月1日、新学期が始まったその日。
人知れず世界は、滅亡へのカウントダウンを刻み始めた。
これは、「家族」と「世界滅亡」、そして「素数」にまつわる、最期の日常の物語。
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