Synopsis

長野県の地方都市で暮らす高校生・最上葉遠(もがみ・はおん)。 教師や医師、警官を輩出してきた家に生まれ、彼もまた、親の敷いたレールの上を疑問もなく歩いてきた。 成績は悪くない。勉強も嫌いではない。 けれど、目を開けても閉じても、彼の世界はどこまでも灰色だった。 ある深夜、受験勉強の傍らで流していたラジオから、初めて聞く声が届く。 軽快なトーク。生放送。 そして、思いがけず送ってしまった一通のメール。 「このまま、死んでいくのだろうと思います」 全国へ向けて読まれたその言葉は、やがて、葉遠自身の名前を呼び―― 彼の止まっていた時間を、静かに動かし始める。 これは、ひとりの少年が“夢を持つこと”を許された夜の物語。

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Kakuyomu
Kakuyomu02/19/2026
  • Currentモノクロな僕⇄カラフルな声